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イノベーションを対象とした新しい税控除、ベルギー(フランダース)で承認

企業や研究センターにおけるイノベーションを促進し、R&Dの拠点としてリードし続ける、という2つの理由から、イノベーションがもたらした純益に適用される新しい財政控除計画がベルギーで承認されました。

最大85%の税控除

新しい方策の主な効果: フランダースにおいてイノベーションによりもたらされた純益の最大85%が企業税から控除されます。以前の特許収入対象の税控除は、より広範囲なオプションを持つイノベーション対象の税控除に取って代わられます。

新制度の概要

  • 税控除が80%から85%へ引き上げられました。
  • 税控除は、総利益ではなく純利益に基づきます。
  • 適用範囲が拡大されました。以前の財政控除計画では特許からの収益のみが対象でしたが、イノベーション対象の新しい税控除では、次のようなイノベーションがもたらした収益も対象となります:
    • 植物品種保護権
    • 希少疾病用医薬品
    • データまたは市場優先権、またはその両方
    • 著作権のあるコンピュータープログラム
  • 知的所有権の違反または譲渡のための補償も対象範囲に含まれるようになりました。
  • 使用されなかった税控除は次年度に持ち越すことができます

優れたR&D拠点

イノベーション対象の新しい税控除の他にも、フランダース、そしてベルギー全体をヨーロッパ内の優れたR&Dの拠点にする多数の優遇策があります。主な例を2つご紹介します。

  • R&D給与税優遇策 – フランダースに拠点を持つ企業は、大学職員と研究員の給与に課される源泉徴収税の最大80%を回収可能。
     
  • R&D投資への税額控除 – 投資額の13.5%(一括)または年間減価償却費の20.5%(段階的)。

Research at AmatsiQBiologicals in Ghent, Flanders

R&D tax incentives in Flanders (Belgium)

ベルギーとフランダースについて

オランダ語を公用語とするフランダース(オランダ語: Vlaanderen)は、ベルギーの北部地域です。ブリュッセルは、ベルギーの首都であり、フランダースの主都でもあります。

詳細情報

イノベーション対象の税控除に関する詳細情報はこちらをクリックしてください。(英語のみ)フランダースの税制優遇策に関する詳細情報はこちらをクリックしてください。(英語のみ)
情報提供
Belga news agency
31 January 2018