You are here

TDK、フランダースを拠点とするチップ製造業者ICsenseを買収

ルーヴェン大学のスピンオフICsenseは、日本の大手電気機器製造会社TDKに買収されました。ICsenseは、音声、圧力、動きのようなアナログ信号をデジタル化するチップを開発しています。「信頼できるASIC開発パートナーとして、弊社はTDKに最適な存在です」とICsenseのCEO、Bram de Muer氏は言います。

多様な可能性

ICsenseのチップは様々な用途で活かされています。任天堂Wiiのリモコンで動きを検知、蝸牛に植え込む補聴器が音波を検知、またヘルスケアにおいては患者の血流内の癌細胞を検知、というように、あらゆる分野で用いられています。フランダースに拠点を置くこのチップ製造業者は、TDKを通じて世界の大手企業へのアクセスを獲得し、販売量を大幅に増加することができます。

より強力なコラボレーション

TDKとICsenseはすでに過去数年間、協力をしてきました。この買収によって、日本のエレクトロニクスのスペシャリストはコラボレーションを次のレベルへと引き上げました。「ICsenseが、世界最大の電子部品製造業者の1つであるTDKに加わったことを大変嬉しく思います。このパートナーシップは、弊社の事業をさらに発展させる特別な機会をもたらしてくれるでしょう」とDe Muer氏は言います。TDKグループに加わった後も、世界中の既存の顧客、そして新しく獲得した顧客のために、ICsenseは用途に特化した革新的なチップASICの開発を続けます。

詳細情報

ICsense
情報提供
‘De Tijd’ newspaper
31 January 2018